研究活動

特殊条件下における材料の相変化と微細組織の評価

山中淳二准教授
山中淳二 准教授
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材料にとって特殊な環境(高温,表面・界面,薄膜状態,等)下の,相変態とナノメーター・オーダー,マイクロメーター・オーダーの組織変化を,研究している。機器分析センターへのリンク

現在の主な研究テーマ

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表面黒鉛化したフラン樹脂炭素(3000℃処理)の断面高分解能透過電子顕微鏡像

1. 難黒鉛化性炭素の部分的黒鉛化に関する研究

少し以前の研究であるが,複合材料用マトリックスとして重要なフラン樹脂炭素の微細構造を研究していた。例えば右図の結果では、表面20nmは黒鉛、内部は周期約6nmの籠型構造カーボンである。(東京工業大学応用セラミックス研究所との共同研究)

2. 多相組織の状態分析に関する研究

透過電子顕微鏡法と他の手法を用いて、無機材料中の微小領域の状態分析に取り組んでいる。

3. レーザー照射した金属・半導体の格子欠陥に関する研究

レーザーによる超微細加工時に問題となる、格子欠陥の増殖に関する研究を行っている。
(マックマスター大学(カナダ)との共同研究)