研究活動

新規光学的手法を用いた無機結晶内電子分極及び格子分極の探索に関する研究

東海林 篤 助教
東海林篤 准教授
 研究者総覧 | 研究室HP

結晶の内部には結晶を構成する原子や電子に伴う分極が存在する。本研究ではこれまでにない光学的アプローチを利用することでこれら分極の性質を探索し、新たな構造体内探索や結晶制御の可能性を探る。

現在の主な研究テーマ

1.亜酸化銅結晶 (赤銅鉱) の電子四重極分極に関する研究

亜酸化銅結晶には電気双極子禁制四重極子許容の電子分極が内在する。この電気四重極子を近接場プローブ装置を利用することで観察し、新たな結晶構造解析手段の開発を行う。

2.透明磁性誘電体イットリウム鉄ガーネットの電子分極に関する研究

磁性体内部に誘起される電子分極は照射する光の振動数に依存して回転或いは旋回する。この性質を利用し、これまでにない光制御のための構造体探索を行う。

3.微小結晶内部の格子振動に関する研究

有限温度では結晶格子には熱的な振動が伴っている。外部からレーザーを照射することによりこの振動の観察を行い、さらに晶癖制御の可能性を探る。

亜酸化銅(赤銅鉱)
亜酸化銅(赤銅鉱) ナミビア産の天然結晶

透明磁性誘電体製磁性フォトニック結晶
透明磁性誘電体製磁性フォトニック結晶